吸川放水路、新山川放水路

Go Index Back 北上川水系に戻る 磐井川に戻る Last update 2004/03/28


吸川河川改修計画概要図
 岩手県の南玄関にあたる一関市は、古都平泉とともに、みちのくの観光拠点として栄えているが、北上盆地に位置しているため、古くから北上川と磐井川の氾濫に苦しめられてきた。殊に、昭和22・23年のカザリン・アイオンの両台風による被害は、一関市とその周辺を壊滅の状態にまで打ちのめしたのである。幸い北上川本川については、昭和48年建設省より一関地区遊水地計画が発表され、地域住民待望の大事業が着手された。一方、磐井川支流吸川は流域面積の小さい典型的な都市河川であるが、その沿線には、国鉄一関駅を始め、国道4号、284号線、小中学校、住宅団地が密集して建てられており、再三の吸川の氾濫に市民は悩まされてきている現状であり、吸川改修の必要性は、一関市の発展上欠くべからざるものとして市民から久しく臨まれていたものである。幸い関係各方面の深い理解の下に改修の計画は急速に練られ、ここに河川トンネルによる放水路計画がたてられ、昭和47年着工同56年完成した。







Go Index Back 北上川水系に戻る 磐井川に戻る Go Topページトップへ

kasen.net Copyright (C) 2004-