茂井羅碑・五島壽菴之碑・千田左馬拆渠之碑・三先覚者の碑

日本の川へ戻る 北上川水系に戻る 胆沢川へ戻る Last update 2003/10/24

（右端）
茂井羅碑

（右から２番目）
五島壽菴之碑

（右から３番目）
千田左馬の碑

（左端）
三先覚者の碑


　これらの碑は徳水園地内に昭和３６年合祀されたもの
　右端に茂井羅碑は高野長経揮毫によるものである
（岩手県胆沢郡胆沢町土橋 徳水園内　北緯39度07分31秒　東経141度01分29秒）

茂井羅碑

昭和丗六年拾月
寿安 茂井羅 合祀記念
胆澤平野土地改良区

五島壽菴之碑

寛永之間有壽庵者拆膽澤川之岸穿堰劃上流十中之四而及下水于十七邨里之耕野矣其労不可稱計雖然其事但存千邨夫之唇吻耳今歳壬戌春三月縣令境野氏巡撫之日恐其功或朽為嘱郡長佐々木高光史余表記勤石以立諸堰側余乃化之歌曰　滔々謄水劈川★引碧荒邨遠漸民二百餘年何不記奇功誰没足稚人
　文久二年壬戌秋九月　霊桃主北山仝生太陽併書

★・・・じん

（明治三十年四月再建）

千田左馬拆渠之碑
千田左馬者膽澤郡関村之人也元和之間為関村里正有五島壽庵者住膽澤郡塩釜村福原膽澤郡古来之水利壽庵憂之自膽澤川上流穿渠灌漑于郡之北方是曰壽庵堰又将及南方有故而不果焉郡之南方特乏水利累年旱而果穀不稔村民苦飢渇左馬慨之慾鑿渠疏水更按水路得官之允許寛永三年自寿安堰起工与子丹後督励臣民拮据穿拆至同八年竣功堰長一万八百間也前澤村遠藤大学等亦補工灌漑所及際于郡之南方八箇村爾来無旱損之患矣官賞其功賜四人扶持子孫世々為関村里正子丹後亦依佐父功更加賜四人扶持襲父之職矣今歳乙卯寿安堰水利組合議員合議建碑以傳其功於不朽云爾
　大正四年乙卯秋九月　古城　大内貞太郎記

千田佐馬
五島壽安碑
遠藤大學

参考文献

「水と大地の物語」　胆沢平野土地改良区

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