川開由緒之碑

Go Index Back 北上川水系に戻る 旧北上川に戻る Last update 2003/08/19


川開由緒之碑

海に臨んで大河を擁するの地石巻には古來水難供養の川施餓鬼が行われていた 之即ち川開の濫觴であるが河海航路の安全を祈り石巻開港の恩人藩祖伊達政宗 公と川村孫兵衛重吉翁の鴻徳を追遠感謝すると共に併せて市勢の繁榮に資すべ く恒例北上川川開としてその最初の行事を試みたのは實に大正三年八月十八日 であった爾来年を逐い回を重ねるに從い隆々發展し毎次全市民擧げての祭典は 水郷夏の石巻に最もふさわしい情緒豊かな獨得の風物詩と謳われ或は絢爛華麗 真に壮觀の極致と讃美せられその觀賞價値は夙に天下に喧傳せらるる處である 斯くの如く川開が歴史的郷土の名物として聲價をたかめ市の繁榮上甚大なる公 益をもたらすに至ったことはもとより全市民の熱意と渾然一致協力の成果であ るは言うまでもないが又當時逸早く川開の創始を提唱力説し且つ進んで企劃實 現並びに育成に努力された先輩諸賢の遺功こそは本行事の盛榮發展と共に彌々 その光輝を加えるものであり石巻文化史上永く銘記せらるべきであると信じ仍 って是を後世に留めるため茲に由緒の概要を録する所以である

 昭和五十九年七月三十一日
 石巻市川開委員会

(旧北上川右岸住吉公園内)


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