南川ダム

Go Index Back 鳴瀬川水系に戻る 吉田川に戻る Last update 2003/08/30
























南川ダム
竣功 昭和63年3月15日
施工 株式会社熊谷組

竣功記念
昭和63年3月
南川ダム築造工事従事者名簿
(氏名略)

ダムのやくわり
(1) 洪水調節
 ダム地点の計画高水量4870m3/sのうち360m3/sの洪水調節を行い、下流大和町、富谷町、大衡村、鹿島台町、大郷町、松島町、鳴瀬町の地域を水害から防御する。
(2) 流水の正常な機能の維持
 ダム地点下流南川及び吉田川沿岸の既得用水補給を行うとともに、流水の正常な機能の維持増進をはかる。
(3) 上水道用水の確保
 大和町、大郷町、富谷町、大衡村、松島町の5町村に合せて40,000m3/日の取水を可能ならしめる。

ダムの諸元
本体
位置 宮城県大和町吉田字鎌房北地内
形式 重力式コンクリートダム
堤高 46.00m
堤体積 230,000m3
堤頂長 355.00m
非越流武標高 EL 102.00m
鞍部ダム
(右岸の一部標高の低い部分に築堤するダム)
形式 表面しゃ水型(アスファルトフェーシング)ロックフィルダム
堤高 19.6m
堤頂長 224m
堤体積 95,000m3

ダムの必要性
 鳴瀬川水系吉田川の河川改修事業は、古く大正6年から始まった。下流部は流下能力が小さいうえ低湿地のため、出水のたびごとに各所で破堤氾濫し、昭和22年9月、昭和23年9月、昭和25年8月、昭和41年9月、昭和61年8月の洪水の際には甚大な被害をうけた。
 一方沿川黒川地区は、近年東北縦貫自動車道、東北新幹線の実現により急速に都市化が進み仙北の産業経済の中心地として、人工の増加、住宅等の開発が著しい。このため水需要が年々増加しており水資源の開発が急がれている。
 したがってこれらに対処するためには早急に、洪水調節、不特定かんがい等の補給および水道用水の確保を目的とする多目的ダムの建設が必要となっている。

貯水池諸元
集水面積 22.5km2
湛水面積 0.9km2
総貯水容量 10,000,000m3
有効貯水容量 9,200,000m3
常時満水位 EL 97.60m
サーチャージ水位 EL 100.00m
設計洪水位 EL 101.00m

ダム建設のあらまし
昭45 予備調査
昭48 実施調査
昭50 建設
昭53.3 補償基準提示
昭53.11 補償基準妥結
昭53.11 工事用道路着手
昭55.11 ダム本体発注
昭57.6 コンクリート打設開始
昭51.10 湛水開始
昭63.3 事業完成

宮城県

鞍部ダム





ダム資料館

水利使用標識
河川名 一級河川鳴瀬川水系吉田川右支南川
許可年月日、許可番号 平成10年3月30日 建東水第55号
許可期間 平成13年3月31日
許可権者名 東北地方建設局長
水利使用者名 宮城県知事
水利使用の目的 発電のため
取水量 最大取水量0.80m3/sec
貯留量 9,200,000m3
取水施設管理者名 宮城県知事
所轄事務所名 北上川下流工事事務所 TEL0225-95-0194



Go Index Back 鳴瀬川水系に戻る 吉田川に戻る Go Topページトップへ

kasen.net Copyright (C) 2003-