日本の川へ戻る 名取川へ戻る Last update
2003/06/14
日本の川へ戻る 名取川へ戻る Last update
2003/06/14
樽水ダム概要
計画の大要
本計画は増田川総合開発事業の主体をなすものであって，増田川の上町川上流点より約0.7km上流の樽水地点に高さ430ｍのコア型フィルダムを建設して420万立方米の有効貯水量をえて，下流増田川の計画高水量280m3/sを130m3/sに軽減するとともに，名取市にたいし１日13,000m3の水道用水を確保供給するものである。
ダムの調査は昭和35年より県単独費によっておこなわれ，40年よりは増田川総合開発事業として国の補助のもとにおこなわれ，44年に事業着工となり46年ダム工事に着手し，昭和51年総事業費約40億をもって完成した。
ダム
位置 宮城県名取市高舘川上字長畑
形式 中心コア型フィルダム
基礎地質 角礫凝灰岩及び安山岩の互層
堤高 48.00ｍ
堤頂長 256.50（左岸止水工120.00ｍ）
堤頂巾 10.00ｍ
堤頂標高 E.L.64.00ｍ
堤体積 538,000ｍ3
のり面勾配 上流側1:3.7 下流側1:2.4
グラウトギャラリィ延長 479.70ｍ
グラウト延長 32,400.00ｍ
洪水吐設計流量 240m3/s
調節水門 ローラゲート巾3.6ｍ高6.1ｍ ２門
クレスト頂標高 E.L.55.70ｍ
調節用放水管 ホロージェットバルブφ1.0ｍ
放水能力 最大10m3/s
貯水池
河川名 一級河川名取川水系増田川
位置 宮城県名取市高館川上
集水面積 9.70km2
総貯水量 4,700,000ｍ3
有効貯水量 4,200,000ｍ3
うち治水用 2,000,000ｍ3
上水道用 2,200,000ｍ3
堆砂用 500,000ｍ3
湛水面積 最大0.41km2 常時0.28km2
洪水時満水位 E.L.61.50ｍ
常時満水位 E.L.55.70ｍ
予定堆砂面 E.L.43.10ｍ
放流バルブ
このバルブは，洪水調節等を行うために使用していたものです。
ダム上流域に大雨が降り，ダムに入ってきた水はダムに貯めますが，さらに水が増加した場合，バルブで調整して下流の増田川に放流します。
ばるぶの据え付け場所はここより約33ｍ地下の樽水ダム放流トンネル内にあり普段皆さんの目に触れることはありません。
このバルブは，ホロージェットバルブといい1975年（昭和50年）に設計・製造されたもので，1998年（平成10年）まで働いていました。
今は，改良型のホロージェットバルブが据え付けられています。
ホロージェットバルブ仕様
呼び口径 1,000mm
最高使用圧力 0.29MPa（3.0kg/cm2）
最大放流量 44,300m3/時間（12.3m3/秒）
樽水ダム管理事務所
株式会社クボタ
ページトップへ