雄物川放水路通水五十年記念碑

Go Index Back 雄物川水系に戻る Last update 2004/10/17


雄物川放水路通水五十年記念

秋田市長 高田景次書


(雄物川右岸 秋田市新屋寿町)



(裏面)
 雄物川は、流域面積四、七一〇Km2、流路延長一三三Kmを有する日本有数の大河川であります。
 旧雄物川は、新屋から秋田市街地近くを流れ、旭川、大平川と合流して土崎港に注いでいました。
 洪水になると雄物川の濁流が二つの川に逆流し、秋田市南部は水害の常襲地となっていました。
 秋田市民の生命と財産を水害から守るため、放水路の開削が計画され、大正六年から国の直轄事業として工事に着手し、幾多の困難を克服して昭和十三年四月、二十二年の歳月をかけて開削通水しました。
 この時、掘り出された土砂約一、五〇〇万m3は、茨島、新屋地区の低地に埋立てられ、大工業地帶が生れました。
 放水路の完成は、水害をふせぎ、また、臨海工業の夜明けをもたらし、秋田市の発展の基礎を築きました。
 ここに、放水路通水から五十年を記念し、先人の偉業を偲び、また、この大事業で殉じられた方々の御冥福をお祈りし、当碑を建立します。
 昭和六十三年七月十五日
  建設省東北地方建設局
   秋田工事事務所長 村岡憲司
    寄贈 社団法人 東北建設協会


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