元荒川 榎戸堰付近

Go Index 日本の川へ戻る 荒川水系へ戻る 元荒川へ戻る Last update 2001/04/09


榎戸堰隣接の新宿橋から下流(JR高崎線)をみる

新宿橋から榎戸堰をみる

榎戸堰を上流側からみる



代田仙三郎翁顕彰の碑

顕彰の碑 裏側記載内容

代田仙三郎翁顕彰の碑
 榎戸堰は,元荒川最初の堰にあたり,古来下流田畑にとっては,命とたのみ重要な堰であった。
 しかし,江戸期から明治初年にかけては極めて貧弱な構造だったため常に修復が求められ,関係村々の悩みとなっていた。
 ここに明治三十六年三月,第二代吹上村長,代田仙三郎翁は,堰用水利用各村の代表者を説き,自ら組合の責任者となって恒久的用水堰を建設すべく,県費補助を得て工事に着手したが,建設地の地盤は予想以上に軟弱をきわめ,そのうえ湧水いたる処となって思いもかけぬ難工事となり,費用は予算を遙かに超えたが,翁は,なおこれに屈せず,私財まで投入してついに同年末,近代工法による半永久的な榎戸堰を完成させた。
 以来,関係村々は毎年くり返された修復普請の労苦から解放されると同時に,安定した用水を得て,その恩恵は今日に及んでいる。
 今まさに,ふる里を見つめ創生をめざす時にあたり,
英明,代田仙三郎翁を顕彰し,もってその遺徳を後世に伝えると共に,新たな町づくりを展開する誓いの石文として,翁ゆかりの地に,この碑を建立するものである。

平成六年四月
 吹上町長 江藤芳雄

榎戸堰から上流をみる


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