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2001/04/22
多摩川合流点
丸子川
丸子川合流点上流側
丸子川
丸子川
谷沢川から下流側の流水供給状況
丸子川
不動の瀧
利剱の瀧（りけんのたき） 等々力の瀧とも稱ばれて来た等々力不動の瀧は今から八百数十年の高野山を中興し根来寺（ねごろじ）を開創して両山の座主となられた興教大師（こうぎょうだいし）（覚錂上人一〇九五年～一一四三年）が役の行者の刻された不動尊の夢告によりこの尊像を奉持して渓谷を逆上ると幽な霊気に満ちた所に到った
見上げるばかりの断崖の中腹を錫杖を振ってうがつと霊泉がほとばしり出て瀧を成した
この瀧の上に奉持した不動尊を安置したのが崖の上の御本堂の等々力不動尊である
四季に枯れることのないこの瀧を「お瀧」と呼んで一心不乱に修行する人は今も多い
等々力の地名は一説に瀧の轟く音に由来すると言い瀧轟山（りょうごうざん）という山号にもなっている
他の一説は満願寺が深沢の兎々呂城内にあり兎々呂城（とどろき）の満願寺と呼ばれ現在地等々力三丁目に移転後もとどろきの満願寺と言った事から地名になったという
瀧轟山 等々力不動尊 満願寺別院
（現地案内板記述内容）
東京都指定名勝
等々力渓谷（とどろきけいこく）
所在地 世田谷区等々力二丁目外
指定 平成十一年三月三日
等々力渓谷は、国分寺崖線（ハケ）の最南端に位置する約一キロメートルの都区内唯一の渓谷である。谷沢川が国分寺崖線に切れ込んで浸食したもので、台地と谷との標高差は約一〇メートルある。渓谷の斜面には、武蔵野のケヤキをはじめ、シラカシ、コナラ、ヤマザクラ、イロハカエデなどとともに、常緑シダ類のような湿性植物が繁茂しており、渓谷内には至るところから湧水の出現が認められる。
等々力不動の滝右手の露頭では、武蔵野台他の基盤を形成する地層を観察することが出来る。地層は上から黒土層、立川ローム層、武蔵野ローム層、武蔵野礫層、東京層の順で、武蔵野ローム層の中には東京軽石層が白くベルト状に認められる。国分寺崖線の湧水である不動の滝は、武蔵礫層と東京層との境から湧き出した地下水によるものである。稲荷不動右手の石段下には、この滝に打たれて行をする修行僧が各地から訪れたと言われており、役の行者（えんのぎょうじゃ）ゆかりの霊場と伝えられている。
等々力渓谷は、東京都指定名勝「真姿の池湧水群」（国分寺市西元町）とともに国分寺崖線名勝群を形成する一つであり、東京を代表する自然地理的名勝として、植生学、地質学及び地形学上重要である。
平成十一年九月
東京都教育委員会
（現地案内板記述内容）
環状８号線から下流をみる
ゴルフ橋から下流をみる
ゴルフ橋
ゴルフ橋から上流をみる
権蔵橋から下流をみる
権蔵橋から上流をみる
中之橋から下流をみる
中之橋から上流をみる
矢澤橋を下流からみる
矢澤橋から上流（宮前橋）を下流からみる
宮前橋から上流をみる
田向橋から下流をみる
田向橋から上流をみる
弁天橋から下流をみる
弁天橋右岸の下水放流状況
弁天橋から上流（稲荷橋）をみる
稲荷橋から下流（弁天橋）をみる
稲荷橋から上流をみる
この谷沢川は、世田谷区の南東部を流れて多摩川に注ぐ長さ約3.8kmの川です。下流には等々力渓谷があり、都内では珍しく美しい自然を残しています。中でも不動滝を中心とした一帯は東京百景にも数えられ、広く都民に親しまれています。
近年、谷沢川の流域には人々がたくさん住むようになり、家庭から流れ出す汚水が多くなったり、雨水を地下にしみこませるような空き地が少なくなっています。その結果、谷沢川は汚れが目立ち、水量の少ない川になってしまいました。
そこで現在地から約２kmほど離れた仙川に浄水施設をつくり、きれいにした水をここまで送ってきて、当公園の噴水やせせらぎの水として利用し、谷沢川に流しています。この水は「礫間接触酸化法」（れきかんせっしょくさんかほう）という方法で、水中の石についた微生物の働きを利用してきれいにしたものです。
こうして昔のように清く、水量も豊かで、魚や水生昆虫などがたくさん生息できるような谷沢川・等々力渓谷を取り戻すために、この水が役だっています。
東京都建設局
世田谷区役所
拡大図
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