阿賀野川 旧安田橋跡

Go Index Go River 阿賀野川水系に戻る 新安田橋〜阿賀野川頭首工に戻る Last update 2003/09/13




旧安田橋跡
阿賀野川は、栃木・福島県境の荒海山(標高一五八〇m)に源を発し、会津盆地で猪苗代湖からの支流等を合し、山間部で更に只見川などを合流して新潟平野に至り日本海に注いでいる、日本でも有数の河川である。
流域面積七、七一〇km2、延長二一〇kmで、古来より社会経済、交通、文化など多方面、広範囲にわたり、多くの影響を及ぼしてきた重要な河川である。しかしながら、度々洪水を引き起こすなど暴れ川でもあった。
大正二年(一九一三)の洪水で馬下橋が流されてしまい、早速代わりの橋の架橋が計画されたが、大日原演習場と村松の第三十連隊とを結ぶ最短距離である渡場地内(県道大沢線)に決定した。
大正四年(一九一五)五月三日、延長一七〇間(三〇九m)の初代安田橋(木橋)が開通した。補修を重ねてきた橋(昭和三年十月には全部の改築)も昭和十九年(一九四四)の洪水で流失してしまった。
昭和二四年(一九四九)に完成した二代目安田橋(木橋)もまたもや昭和三一年(一九五六)七月十七日の洪水で一部が流され通行不能となり、昭和三三年(一九五八)九月の洪水で残りの部分も流されてしまい、この場所で生活・経済を二代にわたって支えてきた橋も使命を終え、この鏡台が当時の面影を残すのみとなった。
その後、再度架橋の検討がなされ、車の増加や経済情勢から安田町と五泉市を最短で結ぶということで下流の新保地内に昭和三九年(一九六四)八月十八日第三代目にあたる安田橋(永久橋)が完成したが、この橋も通行量の増大に耐え切れず、平成七年(一九九五)完成の四代目安田橋にその座を譲った。
 平成十一年十二月
 建設省阿賀野川工事事務所
 安田町・安田町教育委員会




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