日本の川と災害 > 日本の川 > 木曽川水系 > 木曽川 > 逆川締切洗堰跡(水神社) Last update 2008/02/03
岐阜県羽島市 木曽川右岸31k8付近 位置図 (Google Map)
28 161 255*43
逆川締切の洗堰
この春日神社境内はかっての旧堤であるが、そこに水
神社が祀られている。水神社は宝暦治水の逆川締切工事
の際、堤防鎮護のため勧請されたものと伝える。
逆川は、天正一四年(一五八六)の大洪水で現在の木
曽川が生じた際、この地で、分派して竹鼻を抜け、足近
川と合流して長良川へ注いだ。分派するあたりは急流で
水害が多かったという。
この逆川の洗堰による締切工事は、宝暦四年(一七五
四)一一月に着手され、同五年三月に竣工した。
工事は、お手伝方二階堂与右衛門らの薩摩義士によっ
て進められたが、洗堰の長さは一八メートル、高さは三
メートルもあり、これを石で築立て蛇篭でくるむ難事業
であった。
昭和六十一年三月吉日
羽島市教育委員会
春日神社