日本の川へ戻る 斐伊川水系へ戻る 宍道湖へ戻る Last update
2006/08/21
青柳楼の大燈籠
この石燈籠は、もともと明治初期から松江
の歓楽地として賑わった天満宮裏で、もっと
も大きな料亭の1つ「青柳楼」にあった。
現在の市立病院付近であるが、当時その辺は
宍道湖の波打ちぎわであり、総来待石・高さ
六メートル余の大石燈籠は、入江の燈台の役
目を果たしていたもので、松江の名物の一つと
なっていた。
その後、宍道湖の埋め立てにより取り残され
ていたが、松江開府三百五十年祭にちなんで
昭和三十三年現在地に移殺された。
また、明治維新の時期、松江藩の危急を救っ
たといわれる侠女郎玄丹お加代が芸妓として
勤めていたのが、青柳楼の隣にあった鳴玉楼
だったことから、この石燈籠は、「お加代
燈籠」とも呼ばれている。
松江観光協会