日本の川と災害 > 日本の災害 > 関東大震災 > 復興地蔵尊 Last update 2007/03/17
復興地蔵尊由来 佐久間達夫氏遺稿より
一九二三年(大正十二年)九月一日の関東大震災は東都に
未曽有の惨禍をもたらした
当時の町会長を中心として有志は罹災者の安寧と想起復興を
願い三百年来火伏寺として伝統を持つ心城院の協力を得て災害復興
地蔵尊(向って右側)を当地に建立して震災で亡くなった方々の冥福と
地元の平和発展を祈った
その後一九四五年(昭和二十年)三月十日の東京大空襲には隣接
町会がほとんど焼土と化した中で当町会は一軒の損失もなくその難を
免れた これは「お地蔵さん」の御加護によるものと往時の人々の心に
深く刻まれた
左に奉安の尊像は戦後復興の兆しがみえてきた頃のある朝出現
された 由緒こそ定かでないが、お心安らかなそのお顔はいつしか「幸せ」
を呼ぶ地蔵尊として親しまれている この二体の地蔵尊は地元
天二町会をはじめ近隣地域の大切な守護尊としてその繁栄を
見守っています 毎年九月一日には宝前で供養会が営まれます
天二町会 天二町会リサイクル推進委員一同
東京都文京区湯島三丁目 湯島天神天神石坂(天神男坂)